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東三河近現代史研究紀要 第一号 発行しました。
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広島で開催されたサミットへの感想から、そこから展開しうる未来の光景について、広島の歴史的視点に立って考察した。
目次
まえがき 10
PROLOGUE: 2023年広島サミット 11
広島で感じたこと、そこからみえたこと 11
一般の人々はいかにサミットに関与できるか 11
開催地特有のイシューをいかに織り込むか 12
グローバルイシュー観光 12
立ち現れた新たな展開の可能性 12
フィジカルデモクラシーから直接対話へ 13
対話による合意形成の仕組の可能性 13
体験型対話 14
非排他的国益追求 14
強力なソフトパワーの浪費 14
サミットにおける大義 15
サミットによる、戦争の終わらせ方 15
PRELUDE: 広島から顧みる歴史、広島から臨む未来 17
広島を訪れて 17
デリバティブ問題の行方 17
ウクライナ戦争の性質解釈 17
仮想通貨のもたらす経済学の危機 17
広島での二度目の核危機 18
広島後の世界 − 経済的側面から 18
合成の誤謬の常態化 18
社会発展、経済発展、自己利益追求 18
資本主義の経済学に対する優越の行き着く先 19
情報時代 − 資本主義の先の世界? 19
コミュニケーションメディアとしての情報 19
コミュニケーション阻害メディアとなりつつある貨幣 19
歴史を顧み、未来を臨みる 20
路面電車に象徴される広島の歴史の重み 20
広島型開発主義 20
ビジネスにおける平和 21
寛容と対話の地域 22
中間目標としての原爆と、それが引き起こす因果というFiction 23
過去のFictionをどこまで突き崩せるか 24
SIDE A Non-Fictional Fiction: 広島の歴史を読み解く 25
広島城を起点に考える広島の歴史 25
港としての可能性 25
小早川からの視点 25
吉川からの視点 25
作られる海と山との対立構図 26
厳島と大三島 26
三原城と広島城 26
江戸幕府的史観 26
広島藩の実態は? 27
幕末の広島藩 27
毛利氏の故郷 郡山(吉田) 28
郡山(吉田)の地理的概要 28
多治比氏と毛利氏 28
多治比川 28
福佐売神社の縁起 29
「福さめ姫」伝承 29
浅野氏、そして熊野 30
吉田の街の特徴 30
郡山城 30
城の構造 31
多治比から読み解く毛利氏発祥仮説 31
イスラム教の影 31
海の勢力の実態 31
毛利四番目の矢、宍戸氏 32
毛利元就のモデル? 志道広良 32
中国地方を戦乱に導いたのは? 32
宍戸氏の人質? 33
毛利vs織田 そして小早川隆景 33
秀吉の時代と隆景の存在感 33
小早川隆景の陰謀 33
隆景と備前系人脈 34
小早川視点での毛利史観 34
厳島神社から見る毛利元就1 34
『棚守房顕覚書』 34
村上源氏・吉田との関わり 35
写本と本文の信頼性 35
厳島神社の始まりの意味づけ 35
平清盛の扱い 35
高倉院行幸 35
厳島神社造営 35
平家滅亡 36
毛利氏についての記述 36
吉田についての検討 36
厳島神主家の扱い 37
毛利氏の参詣 37
大三島・大山祇神社の可能性 37
厳島神社から見る毛利元就2 38
陶晴賢謀反 38
合戦へ 38
元就の本拠 吉田庄 41
吉田庄の記述 41
文献整理 42
『祇園社家条々記録』 43
『祇園社家記録』 44
『祇園社記』 44
吉田の謎を追う − 津和野 45
津和野と祇園 45
祇園精舎 45
牛頭天王 46
津和野 弥栄神社 46
貞観年間創建 47
正長元年 47
享禄元年 48
津和野の領主吉見氏 48
文脈の塊? 大内氏 48
津和野街道 49
祇園社と吉田 49
京都祇園社 49
祇園と仏教 49
吉田の名の由来 50
藤原兼家 51
良源 52
恵心僧都源信 52
南伝から北伝への切り替えの様相 53
吉田の起源を追って − 信仰心の広がりの行方 53
益田氏と吉見氏 54
南北朝期の益田氏 54
益田氏と吉田氏 54
祇園社の起源 54
播磨、妙心寺、利貞尼 55
勧修寺晴豊 55
卜部兼右 56
京都祇園社記録の吉田庄との齟齬 56
吉田の初見はやはり『棚守房顕覚書』か? 56
厳島神社と吉田神道の形成 56
その後の吉田神道の展開の見立て 56
京都の動きと津和野祇園社 57
京都と関東の対立 57
みやこ、そして関東とは一体どこか? 57
関東管領と勧修寺流 57
浦上四番崩れ 57
牛頭天王の起源 58
播磨 広峯神社 58
福山 素盞嗚神社 59
素戔嗚 天武天皇説 59
乙巳の変の構図 60
乙巳の変の国際的構図と地域 60
吉備真備と『日本書紀』の信頼性 61
京都祇園社と牛頭天王 61
吉備津神社 61
備後吉備津神社 61
備前吉備津彦神社 62
備中吉備津神社 62
三社の比較 63
備前安仁神社 63
尾道艮神社 64
三つの吉備津の神社を挟む両社から見えること 65
『続日本後紀』 65
尾道・真言宗・吉備津彦命 66
藤原純友 66
承平・天慶の乱 66
瀬戸内海の海賊 66
広島との関わり 67
話のすり替え 67
受益者平氏から見る光秀 67
承和の変 67
橘と空海 68
橘氏の来歴 68
純友の乱の実態は? 68
純友がいかに住友となったか 69
ケンペルの『日本誌』 69
オランダという国の存在証明のための日本 69
キリスト教伝来への疑問 69
1867年パリ万博 70
オランダの国際的文脈 70
盛られた?ペリー来航 70
別子の地名由来は? 71
別から越へと変わった理由 71
住友 71
版籍奉還と吉田藩 72
広島藩の動き 72
藩主家浅野氏 72
戦場となった安芸で 72
吉田藩と藩名変更 73
伊予吉田藩 73
吉田支藩主 浅野長厚 73
焼けた廿日市の街 73
売られた吉田の名 74
吉田神道 74
江戸幕府史観の押し付け 74
伊予吉田 75
明治維新における吉田 − 吉田松陰を軸に 75
吉田松陰 75
玉木文之進 76
吉田稔麿 77
吉田清成 77
松蔭、玉木、稔麿の経歴比較 78
玉木文之進を軸に 78
吉田清成の存在 78
SIDE B Visionary Essay : 未来への原点 広島 80
宏池会得意の財政の起点 80
統計から見る戦前財政 80
池田成彬から広がる歴史的世界 81
北陸に積み重なる仏教的文脈 81
さらに重なるFictionの山 81
北陸の富の源泉 81
北陸の日本への統合過程 82
財政急拡大の実態 82
経済的に見るとあまりに皮肉な日本の戦争への道 82
全く筋の通らない原因とその帰結 82
帝人との関わり 83
鈴木商店破綻の背景 83
近代最初のグローバル化時代 84
古典的金本位制 84
世界を席巻した古典的金本位制 84
近代最初の金融危機 1907年パニック 84
世界大戦と古典的金本位制の崩壊 85
金本位の行方 85
池田成彬の動き 85
震災前からの資金危機 86
輸出金融の構造 86
はまり込んだアリ地獄 86
続・鈴木商店破綻の背景 87
第一次グローバリズムの行き詰まり 87
アメリカの修正金本位制 87
国際決済の機能停止 87
日米通貨関係 87
国庫金預金制度 87
多国間変動相場のもたらす混乱 88
変動相場の導入による混乱 88
震災手形 88
異例の震災対応 89
国策失敗のツケ回し 89
昭和金融恐慌 89
大陸情勢 89
日本の国内事情 89
共産主義の動き、そして準備された金融恐慌? 90
狙われた鈴木商店 90
選挙制度について 90
日本選挙制度の歴史 90
小選挙区のもたらした混乱 91
普通選挙、そして現在へ 91
小選挙区制 91
中選挙区制 91
大選挙区制 92
比例代表制 92
理想としての直接民主制 92
制度としての大選挙区自由投票方式 93
個人的、理想の選挙制度 93
地方を軸に考えた統治制度 93
二重連邦制 93
政策比例代表制 93
中選挙区政策比例代表併用制による衆議院 94
自律的都市地域圏並立世界 94
為替制度改革 94
金本位制の実態 94
古典的金本位制 94
本格的金本位制の日本 94
不換紙幣の発行開始 95
悪貨が良貨を駆逐した 95
アメリカの金本位離脱 95
アメリカの金本位復帰 95
ジェノア会議での金本位体制再確認 96
輸出競争力と金解禁 96
その後の金本位体制 96
為替相場の役割 96
為替安定のメリット 97
貨幣という商品を扱う金融市場の最適化の帰結 97
利益最優先と多様な価値観 97
多角的固定相場制の提案 97
真の意味での通貨自主権 97
ビジネスと経済理論 98
戦前昭和財政の様相 98
『昭和財政史』編纂方針 98
序説から見る編集意図、そして背景 99
戦争被害についての記述 99
米国主導の復興計画の内容 100
昭和財政史 大内兵衛 101
大蔵省入省 101
東京帝国大学 経済学部設置の背景 102
西原借款 102
森戸事件 102
ILO問題 103
ILO設置に関わる問題 104
ILOと労働 104
ILOのあり方 105
労働問題の難しさ 105
民主的手続き 105
メタ階層での民主主義実現の難しさ 105
普遍的価値の押し付けリスク 105
ILOからの教訓 106
労働と非民主的競争ゲーム 106
組織優先のILO 106
労働を司る国際機関の、労働に対する影響 107
労働の定義が抜け落ちている国際機関 107
労働価値説と価値観調整、そして衝突 107
IDEAを出し、協力関係を作るという労働観 107
株式会社改革への道1 銀行制度の確立 108
幕末の動き 108
銀行設立の意図 108
無理な金策、太政官札と金札 108
通商司と通商・為替会社 109
貨幣の使用による通商拡大 109
国立銀行 109
国立銀行 広島の場合 110
国立銀行条例公布の背景 111
国立銀行条例改正 111
日本銀行条例 111
国立銀行と資本主義の勃興 111
株式会社改革への道2 「会社」の勃興期 112
数字から見る第一次会社勃興時代 112
主務省がコロコロ変わる会社の管理 112
内務省の動き 112
官庁による思惑の違い 112
通商会社と為替会社の整理 113
会社整理の混乱 113
会社整理に伴う内務省を舞台にした暗闘 113
会社の責任問題の推移 114
株式会社への展開 114
東京株式取引所 115
株式会社改革への道3 明治八年会社条例草案 115
会社法成立に至るまで 116
内務省『会社条例』草案 116
会社条例布告案 116
司法省の動き 116
別子銅山 117
大蔵省 117
その後の会社条例草案 117
合名会社 117
的外れな会社条例への評価 118
草案お蔵入りによる損失 118
株式会社改革への道4 明治十四年の政変 119
地租改正に伴う混乱 119
地方自治に関わる動き 119
貨幣経済化の推進と土地に関わる争い 119
異質な日本の近代 120
歴史記述の歪み 120
地方自治制度の展開 120
明治十四年の政変 120
意見書提出 122
開拓使の取り扱い 122
大隈の意見書 122
大隈の身を挺した政治正常化 122
商法典編纂の背景の一部 122
株式会社改革への道5 明治十四年『会社条例』草案 123
元老院審査局 123
井上馨の意見書 123
ハートレー事件 124
ヘスペリア号事件 124
立憲政体議論と国際情勢 125
元老院における「国憲草案」議論 125
参議による議論とその立場の違い 126
株式会社改革への道5 ロエスレルの商法草案 126
山田顕義 127
草案概略 127
会社総論 127
商社の意義 127
会社の種類 128
合名会社 128
差金会社 128
設立立法主義 129
株式会社 129
株式会社改革への道6 株式会社の将来像 129
会社法の成立背景から見える当時世界最先端の理想的会社法 130
会社と法人 130
会社と責任 130
商事会社としての株式会社 132
時代の流れの中で見る株式会社 133
EPILOGUE: 戦争と広島、そして寛容と対話へ 134
廿日市の記憶 134
広島デルタの歴史 134
戦国時代の終わり 134
デルタの橋の意味 134
軍都広島の始まり 135
破壊の理由 135
歴史の中間出発点 135
中間出発点の意味 136
中間点以前の歴史 136
あとがき 137
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